くも膜下出血した私です。
言い忘れていました。
私のように生まれつき脳の血管に奇形がある人は10万人に1人ぐらいの確率だそうです
だから「10万人に1人の私」という名前でやらせてもらっています。
HCUであった事を紹介しますのでぜひ最後まで見てください!
救急搬送されて詳しい検査の結果、
「脳動静脈奇形破裂によるくも膜下出血」と診断されました。
その日から1人で入院することになりました。
入院先はHCU という名前の部屋でした。
カーテンで区切られていますが、
周りに人の気配がないのでどうやら一人のようです。
体にいろんな管が付いてました。
何本かの点滴と血圧計、心電図、パルスオキシメーター、
お守りボタン。
お守りボタンは私が名付け親です。
頭痛には波があったので痛みが酷いときにボタンを押すと一定量の痛み止めの薬が流れます。
でも一度押すと次に押せるまで15分待たないといけません。
いつ痛くて苦しくなってもいいようにお守りのように握っていました。
夕方、今まで静かだった隣の部屋から急に声が聞こえるようになりました。
誰かが入ってきたのか、、、看護師さんは大変だなーと思いながら痛みと戦っていました。
聞こえてきたのはおじいちゃんの声でした
そして看護師さんからおじいちゃんへの質問が始まります
後で知ったのですが病院では意識や記憶の確認のため
生年月日や日付け 年齢、ここはどこか?など色々聞かれるんですね
おじいちゃんと看護師さんのやりとりはこんな感じ。
看護師さん: お名前はなんですか?
おじいちゃん: 〇〇〇 〇〇〇...
看護師さん: 何歳ですか?
おじいちゃん: 8〇歳...
看護師さん: 私の仕事が何かわかりますか?
おじいちゃん: 怒鳴る仕事...
看護師さん: いえ、看護師です😤
頭が痛くてどうかなりそうだったけど、吹き出しそうになりました笑
私は面白かった事を家族に話すのが大好きだったので、
最高のネタ収集だと思うとニヤニヤが止まりませんでした笑
悪気はなかったのですがそのおじいちゃんが大声で答えるので、
名前、年齢、家族構成などだいたい分かってしまいました...
それを1日に何度も繰り返すので覚えてしまいました。
おじいちゃんはいつも怒っていて、
「オシッコの管が痛い〜!」と叫んだり
ナースコールを押しては来てくれた看護師さんに
「もっと早く来い💢」と怒鳴ったり...
でも、看護師さんは優しく対応していて凄いな~と思いました。
そんな私はここは大きい声を出してもいい場所なんだと思い込み、
「イタイー…イタイー…フーフー」ともがいていると
おじいちゃんがナースコールで看護師さんを呼んで、
「隣にいる奴は誰だ!うるさい!黙らせてこい!」と怒られてしまいました。
看護師さんは私に「しー🤫」と優しく声をかけてくれました。
でも、おじいちゃんの方が声大きいですよね⁉︎と思いましたが我慢、我慢、、、
入院生活最初の3日間はそんな感じでした。
その後一般病棟に移り、HCUでの出来事を家族に話してみんなで大笑い
クラスのみんなからお見舞いの手紙が届いていたので
お返事を書いたときにおじいちゃんの事を書くと
全員大爆笑だったそうです。
以上が私のHCU での出来事です。
面白かったですか?
次回「どぶろっくが好きな理由」お楽しみに!