10万人に1人の私

都合の悪い事は全て後遺症のせいにしたい

私がどぶろっくを好きな理由

 

HCUから一般病棟に移った頃の話です

手術日は約1週間後になりました

色んな検査もしています

 

リハビリも始まりました

1日に3人のリハビリさんが部屋に来てくれます

 

相変わらず24時間点滴で

お守りボタンを握ってました

 

脳圧を下げる薬のお陰で

頭痛が少し改善されました

ご飯はあまり食べたくなかったので

いちごやりんご、スイカを食べて生きています

 

脳の血管が破裂した時に溢れた血が

脳内で固まって「血腫」となっていました

そのせいで左目が見にくい状態です

 

眩しい

光が痛い

目を閉じておきたい

常に左目をウインクしていました

 

何もする事がなくなって

天井をずっと見て

寝てを繰り返すようになりました。

 

本やテレビ、iPadは目が痛くて見られなかったけど

何かしたいと思いはじめました

 

何か聞く?  

  

とお母さんに言われ、

私はお笑い番組でどぶっろくが

自分好みのネタをしていたのを思い出しました

 

 

YouTubeで検索して

 

早速1曲聞いてみます。

 

…大爆笑!!

それから自分の部屋に家族しかいない時は

ずっと聞くようになりました

病室に笑いが追加されました

 

聞きすぎて、曲の歌詞を覚えました💦

元々私はすごく音痴で

どぶろっくの曲を歌っても

お母さんから「それハモリの方?」と言われるくらい…

 

本当はメインの江口さんパートを歌ってるつもりだったけど、

今はハモリの森さんパートを歌っていることにしています…

 

ある朝、いつものように聞いていたら(ハモっていたら)

ノックの音が!

回診です!

 

私は下品がバレる!

と瞬時に曲をストップ!

お母さんは慌てすぎて

歯磨き粉を飲み込んでいました(笑)

 

後日、主治医の先生に

最近どぶろっくを聞いています!

と言ったら

私も好きですよ!☺️

と言ってくれました

優しすぎる

 

 

私の病気の場合

術後が順調だと2週間ほど入院して

リハビリをしながら様子を見るのが一般的だそうです

 

でも私には入院前から大事な予定が入っていました

それは

お笑いのライブのチケットを買ってもらっていたのです!

 

スケジュール的には術後約10日後。

今回はもうは無理かな?…

と思っていました

 

 

 

ここからは術後の話

 

抜糸(抜ホチキス)をしたあと

主治医の先生に相談してみました

お笑いライブ、行けますか?

 

無理だと思っていたけど

ダメですと聞くまでは諦め切れなかったのです

病院は感染症対策で

外出という選択肢はなく

入院か、退院か二択でした

 

先生を困らせてしまいましたが

術後が順調だったのと

笑う事は良いこと

前から楽しみにしていた予定を潰したくないなどの理由で

「退院していいですよ」

と言ってくれたので数日後に退院する事になりました!

退院ギリギリまでリハビリも頑張りました!

 

そして退院当日

退院3時間後には、お笑いのライブ会場にいました!

 

それ以降も何度かライブ会場で笑う事を続けています

 

どぶろっくさんにも会いに行ってきました

グッズを買ったらライブ後のハイタッチ会に参加できるので

どぶろっく『バストアルバム』を購入!

ハイタッチ会では

お母さんが ありがとうございます!!

と泣きながらお礼言ってました笑

 

つい先日のライブでは隣の席の人が

出演者の出順やネタをメモっていたのがビックリでした

帰ってまた笑うんだろうな😀

 

皆さんは好きなお笑い芸人はいますか?

 

 

次回‼︎リハビリ室での出来事

 

 

 

HCUでの出来事

くも膜下出血した私です。

 

言い忘れていました。

私のように生まれつき脳の血管に奇形がある人は10万人に1人ぐらいの確率だそうです

だから「10万人に1人の私」という名前でやらせてもらっています。



HCUであった事を紹介しますのでぜひ最後まで見てください!

 

 

救急搬送されて詳しい検査の結果、

「脳動静脈奇形破裂によるくも膜下出血」と診断されました。

その日から1人で入院することになりました。

入院先はHCU という名前の部屋でした。

カーテンで区切られていますが、

周りに人の気配がないのでどうやら一人のようです。

体にいろんな管が付いてました。

何本かの点滴と血圧計、心電図、パルスオキシメーター、

お守りボタン。



 

お守りボタンは私が名付け親です。

頭痛には波があったので痛みが酷いときにボタンを押すと一定量の痛み止めの薬が流れます。

でも一度押すと次に押せるまで15分待たないといけません。

いつ痛くて苦しくなってもいいようにお守りのように握っていました。

 

 

夕方、今まで静かだった隣の部屋から急に声が聞こえるようになりました。

誰かが入ってきたのか、、、看護師さんは大変だなーと思いながら痛みと戦っていました。

 

聞こえてきたのはおじいちゃんの声でした

 

そして看護師さんからおじいちゃんへの質問が始まります

 

後で知ったのですが病院では意識や記憶の確認のため

生年月日や日付け 年齢、ここはどこか?など色々聞かれるんですね

おじいちゃんと看護師さんのやりとりはこんな感じ。

 

看護師さん: お名前はなんですか?

 

おじいちゃん:  〇〇〇 〇〇〇...

 

看護師さん:   何歳ですか?

 

おじいちゃん:  8〇歳...

 

看護師さん:  私の仕事が何かわかりますか?

 

おじいちゃん:  怒鳴る仕事...

看護師さん:   いえ、看護師です😤



頭が痛くてどうかなりそうだったけど、吹き出しそうになりました笑

私は面白かった事を家族に話すのが大好きだったので、

最高のネタ収集だと思うとニヤニヤが止まりませんでした笑

 

悪気はなかったのですがそのおじいちゃんが大声で答えるので、

名前、年齢、家族構成などだいたい分かってしまいました...

 

それを1日に何度も繰り返すので覚えてしまいました。

 

 

おじいちゃんはいつも怒っていて、

「オシッコの管が痛い〜!」と叫んだり

ナースコールを押しては来てくれた看護師さんに

「もっと早く来い💢」と怒鳴ったり...

でも、看護師さんは優しく対応していて凄いな~と思いました。

 

 

そんな私はここは大きい声を出してもいい場所なんだと思い込み、

 

「イタイー…イタイー…フーフー」ともがいていると

おじいちゃんがナースコールで看護師さんを呼んで、

「隣にいる奴は誰だ!うるさい!黙らせてこい!」と怒られてしまいました。 

 

看護師さんは私に「しー🤫」と優しく声をかけてくれました。

でも、おじいちゃんの方が声大きいですよね⁉︎と思いましたが我慢、我慢、、、

入院生活最初の3日間はそんな感じでした。

 

その後一般病棟に移り、HCUでの出来事を家族に話してみんなで大笑い

クラスのみんなからお見舞いの手紙が届いていたので

お返事を書いたときにおじいちゃんの事を書くと

全員大爆笑だったそうです。

以上が私のHCU での出来事です。

面白かったですか?

 

次回「どぶろっくが好きな理由」お楽しみに!

 

 

自己紹介

 


初めまして

私は脳動静脈奇形によるくも膜下出血を経験した11歳です。



まず自己紹介をします!

趣味は 野球観戦 アニメ お笑いです!

 

野球は元オリックスの山本由伸選手が好きです。

甲子園も全試合録画、WBCも決勝戦以外はどんなに長引いても見ているぐらい好きです❤️(決勝戦は学校だったので💢)

 

アニメは呪術廻戦、葬送のフリーレン、薬屋のひとりごとなどなど、、、他にもたくさん。

 

みなさんは誰推しですか?

私は伏黒恵、ヒンメル様、任氏様推し!

 

でも一番の推しは小2の頃からずっとスラムダンク仙道彰さんです。

私が高2になったら彰くんと呼ぶことに決めていますハズカシイ

 

 

お笑いはどぶろっくが好きです! 

下ネタに弱いので笑

 

次に私の病気についてお話します。

自分ではよく覚えていませんが、深夜12時ごろ寝ている時に突然「頭痛ーい!」と叫んだそうです。

 

普段から寝言もすごかったので親は最初いつもの事かと思ったそう。

 

頭の後ろ側がトンカチで殴り続けられるような痛み(殴られたことはないですが)が続き何度も吐きました。

 

吐いた後すぐに寝て、目が覚めてまた吐いて寝てを繰り返すうちに朝になりました。

 

近所の内科を受診して吐き気どめの点滴を打ってもらいましたがよくなりませんでした。

 

食べても飲んでも吐くばかり。

 

2日目の朝また同じ病院へ行きました。

 

その日は私が点滴中に吐いて頭が痛いと訴え、CTがある病院の紹介状を書いてもらいました。

 

病院へ到着してすぐCT検査をしたら脳出血している事が判明。

 

救急車で大きい病院へ運ばれそのままHCUへ入って3日間そこで過ごしました。

 

不思議と怖くはありませんでした。

面白いこともたくさんありました。

 

 

私がこれから発信しようと思うブログは今同じ病気で心が折れかけている人や思いっきり笑いたい人などに届くといいなと思っています。